家の購入となると大きい買い物になるため、多くの方が大手の会社の方が安心だと思って名の通った企業に行くのではないでしょうか。では、私達のような小さい会社が、お客様のための素敵な住まいを見つけられないか、というとそうでもありません。
小さい会社の特徴として、地元ならではのノウハウと勘が武器になります。というのも、大手は転勤が多いため、その土地に根付いていない営業マンも多いのです。不動産は横の情報網が本当に大事で、ネットや情報誌に記載されていない情報や、その物件の裏話などが古くからの地元不動産には蓄積されています。
私は佐賀に住んで 18 年になりますが、正直まだ佐賀を知り尽くしていないなと感じることがあります。まして転勤により数年しかいない他県出身の営業マンは、物件を契約してもいつかは転勤してしまうので責任がないのです。だから契約しやすい物件を探して、お客様をうまく誘導して早々と契約してしまいます。
問題が起きれば大手はその資金力で対応するでしょうが、何せ大手というのは不動産に限らず遅い傾向にあると感じます。営業マンはクレームを上にあげたくないので余計時間がかかるのです。
大手は平気で入金を急がせる傾向にあります。もちろん顧客を逃がさないためでもありますが、ビックリすることに月末もギリギリなのに急がせて月内に入金させようとスケジュールを組んでくるのです。もちろん今月のノルマが足りない営業マンですが。
私も間近で見てきましたから、この人たち(会社の上層部)は本当に会社の売上のことしか考えてない、全くお客様のことを考えていないなとつくづく当時感じていました。ほとんど大手の悪口のようになってしまいましたね。だがしかし、これは大半の大手企業の事実ではないでしょうか?
もちろん、小さい会社にも欠点はあります。いざ大きな問題がおきると資金面で対応できない場合があります。もちろん会社が潰れてしまうので、そんな問題が起こらないように最大限努めますが。それと、なんといっても不動産業界はまだまだグレーな部分が多く、信用面ではすごく心配。
ただ先述のように、小さい会社ならではの情報ルートや時間の余裕、そして地元企業としての責任という面から、決して大手に引けはとらないと思っています。